本日のメニューは「酢鹿」&「サムスジャンスープ」
作り方は「未佳の部屋」からどうぞ!
近年、エシカル消費というワードと共に「食のエシカル」が注目されています。エシカルというのは、倫理的な、道徳的なという意味。生産する際に、労働者が人間らしい生活ができるような対価を支払っている商品なのか、環境破壊などしていないか、動物福祉(動物が感じる苦痛の回避)に配慮したかなどが問われています。これらの条件を満たす食品は当然ながら高価になります。高いものより安いものの方が家計は助かります。でも、時には「倫理」という問題に思いを馳せ、エシカルな生活スタイルを日常に取り入れてみては如何でしょうか?
(公社)札幌消費者協会HPより
シカ肉を食べることは、回りまわって森林破壊を防ぐことに繋がります。本日使用したシカ肉は尊い命を頂くにあたり、苦痛を与えたくないというハンターさんの思いがいっぱい詰まったもの。
更に、道の厳しい安全基準を満たした認定施設で適切に処理された北海道が誇る「エシカル食品」でもあります。
エシカル消費はSDGs17の目標⑫「つくる責任つかう責任」に該当。
毎日はムリでも、「ときどきエシカル」な消費者として意識、実践することで、気候変動や動物福祉、労働問題など環境や社会が抱える課題の解決に繋がります。
午後からは、当倶楽部の板倉会員(ハンター)が司会進行。
北海道環境生活部自然環境局野生動物対策課エゾシカ対策係主事 加藤 葵氏によるエゾシカの生態について詳しいお話がありました。エゾシカの優れた栄養価については、栄養士(高橋未佳会員)が解説。会場には3人の専門家。次と次と会場から繰り出される質問全てに、テキパキと答えていきます。「海シカと山シカはどちらが美味しいか?」という質問には「どちらも美味しい」との回答。
本日の参加者(31名)の方々は、こぞって「料理美味しかった」とご満悦。
「エゾシカ学」についても知識を深め、次回も参加したいとのことでした。
公益社団法人 札幌消費者協会「北海道エゾシカ倶楽部」 代表 武田佳世子
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