ブナ北限の里「黒松内」でアユを食べる!

ブナ林散策
ブナ林散策

8月11日。迫りくる台風11号をものともせず、バスは出発!一路、黒松内へ。「森、川、海のつながりと恵みを学ぶ」日帰りツアーに参加した。エゾシカを学ぶには、背景にある自然のつながりを知ることも必要だ。まずは車中のビデオで生物多様性の基礎を学ぶ。続いて「ブナ学」と「アユ学」を授けられる。両方とも本州から北へと分布を広げてきたが黒松内が限界。気候や水温の違いが生息環境として適さないからだろう。これ以上北には分布しない。つまり、ここが本州との生物境界線。

鮎の供養塔
鮎の供養塔

 バスを降り、アユのふ化場を見学。ツアーだからこそ、入れた場所。アユ供養塔が立っていた。その後は、お待ちかね。炭火で焼いたアユの塩焼きを堪能。季節の野菜をふんだんに使った料理。アユ学を学んだあとのアユ料理は格別だ。帰途の車中で聞いたのだが、このアユは一匹400円という高価なもの。美味しいはずだ。そして、ブナ林の散策。落ちていたブナの枝を少し持ち帰る。子供のころ、遊んだように葉っぱを厚い本に挟み込んでいく。そのうち、栞になるだろう。新鮮な体験旅行だった。それにしても、占めて3,300円の旅行費用はお安すすぎないか。