◇◆ 10.27 第2回 エゾシカフェスタ in Sapporo❶


平成26年10月27日の午前10時より、「北海道エゾシカ倶楽部」が主催の第2回「エゾシカフェスタin札幌」が、札幌サンプラザにて多くの参加者の中で開催されました。 




北海道ではエゾシカが増えすぎており、農作物の被害など様々な問題を引き起こしています。

その個体数管理として計画的な狩猟が行われていますが、エゾシカによる農作物被害など問題点を知ってもらい、さらに狩猟されたエゾシカを資源として北海道の食文化に定着させるために、実際にエゾシカ肉料理を賞味してその美味しさを知っていただくのが当フェスタの目的です。 


基調講演「私たちのエゾシカ研究活動の紹介」
基調講演「私たちのエゾシカ研究活動の紹介」

本倶楽部代表、札幌消費者協会の桑原昭子会長、西興部養鹿研究会の中原愼一会長の挨拶に続き、酪農学園大学の伊吾田宏正準教授の基調講演「私たちのエゾシカ研究活動の紹介」では、北海道におけるエゾシカの被害と対策及び有効活用に関する研究成果について述べられ、その後研究室の学生による研究事例の紹介がありました。

 

 

 

講演後の昼食としては、西興部村養鹿研究会提供によるエゾシカ肉を使った「あんかけ料理」と「麻婆豆腐」が振舞われ、その美味しさを知ってもらうことによって、ひとり年間300グラムのシカ肉消費を目標に掲げ一般家庭に定着させるという、エゾシカ倶楽部の思いが伝わったように感じました。 




昼食後、エゾシカにまつわるアトラクションが行われ、Grandma Sue さんによる「南京玉すだれ」、林家とんでん平さんによる「エゾシカ落語」、最後に「アイドルくれれっ娘」によるパフォーマンスショーがあり、最後に本倶楽部の森悟副代表による閉会の挨拶により、今回のフェスタも大きな盛り上がりの中で終わりました。



 

「北海道エゾシカ倶楽部」HPのトップ写真が、シカ肉企業さんのパンフレット制作にお役に立ちました。この写真の撮影者は西興部村村長の高畑秀美氏です。著作権というものがあります。更に、シカ肉販売では競合が予想されるため許可いただけるかどうか心配でした。おそるおそる(私にとっては)西興部村役場を通じて許可いただけるかどうかお聞きしたところ、ナント翌日にはお返事がきました。「存分にお使いください」とのこと。高畑村長の広くおおらかなお人柄に感激しました。いつできるのかなあと楽しみにしていましたが、フェスタ当日に初お目見え。偶然にも2日前に出来上がったばかりとのこと。HP作成者にとって思い出に残る出来事でした。北海道のエゾシカ肉売れればいいね。

 


               伊吾田宏正准教授のお話から(次ページ)