霧多布から春の便り


写真:  NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(フェイスブック  )
写真: NPO法人霧多布湿原ナショナルトラスト(フェイスブック )

 

霧多布からフェイスブックを通して春の便りが届きました。

「雪がとけて、やちぼうずが姿を現しました。ぽこぽことした姿が愛らしい、春ならではの光景です。」とのコメントが添えられています。

 

 

このヤチボウズは3月末に訪れた浜中町への旅で、列車の窓からも見えたものです。枯草をまとめた人の頭のような大きな丸い物がゴロゴロと乾いた大地に転がっているように見えました。これは一体何だろうかとびっくり仰天!浜中消費者協会事務局の三膳時子氏の説明で、この得体のしれない植物の名前が「ヤチボウズ」だと知りました。漢字で「谷地坊主」と書くんだそうです。


帰宅後、パソコン検索。スゲという植物が集まり草の塊になったものと知りました。やちぼうずの内部は根と土が密集していて、小生物にとっては好ましい環境とのこと。やちぼうずを巣にする虫もいるところから、沢山の小動物や鳥が集まり、湿原の生態系を作っている主役のような存在であることも知りました。やちぼうずが育つ場所は土が肥えていて、春にはたくさんの花が咲くそうです。ご興味あれば以下のホームページをどうぞ。

 (参考HP:ペコドライヴ


ちなみに4月4日の霧多布湿原センターのHPには、こうあります。

「ヤチボウズの中にクシロハナシノブの芽生えを見つけました」

 素敵な写真は霧多布湿原センターのHPからどうぞ。

 

   http://kiritappu.mond.jp/center/