過去最多2881件!シカと列車の衝突事故!読売新聞より。


2022年度のシカとの列車衝突事故が5年前の1.6倍。2023.6.8付け「読売新聞」が報じた。前年度から249件増加。列車事故は、運休や遅れだけでなく乗客の怪我にもつながりかねないというから要注意だ。修繕費用も嵩む。


BingチャットによるAI生成画像(著作権はBingにあり)
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当倶楽部発足当時(2013年度)、シカ生息数は70万頭。現在は69万頭。この10年間、生息数は、ほぼ変わっていないが、列車事故件数だけは年々増えているのだ。


記事中から背景要因を拾ってみる。温暖化の影響でシカの生息範囲が広がったことにある。これは、間違いのない事実だ。「シカが鉄分の補給源としてレールをなめるため、線路に近づいているとの見方もある」との追記は既に常識。



当該記事で刮目すべきは2つあると考えている。

    路線別では石北線の増加幅が大きく、前年度より128件増の373件だった。道東、道北を中心として、鉄道沿線に都市が少ない地域で件数が多いようだ(JR北海道の広報担当者)。

    「積雪が少なくなった影響で、シカがエサの草を確保しやすくなり、生息範囲は日高から胆振へ、上川から留萌へと徐々に西の地域へ向かって広がってきている(引用)」。つまり、「シカの分布が列車本数の多い地域まで拡大してきたために、事故件数が増えているのではないか(道野生動物対策課エゾシカ対策課係の推測)。 


JRも手をこまねいているわけではなく、鉄柵設置、減速運転など努力はしているものの相手は野生、思い通りにはいかないようだ。シカとの衝突を回避しようと急ブレーキをかけたために車輪が損傷し、修繕で車両14両のうち8両が使用できないこともあった(釧路支社管内)。財政難の中、シカとも苦闘しているJRは気の毒としか言いようがない。

 

こんな中でも「利用客に少しでも迷惑をかけないよう、様々な対策を試していきたい」とのこと。涙ぐましいばかりである。私たちも道民として、ともに知恵を出し合えたらと思うのだが…。