「緑と共に暮らすまちへ」野沢俊哉(富山県)
未来の森を育てる「植物データ」を無償配布中(1)
一度こわしてしまった自然は、お金を払っても元に戻すことはできません。私たちは便利で快適な生活を求める一方で、長い年月をかけて育まれてきた自然環境を失いつつあります。これからのまちづくりには「自然と共生する視点」が必要です。
日本には、春・夏・秋・冬という四季があります。この気候は、およそ1万年以上前から続いているといわれています。また、日本では古くから稲作が行われ、人々は自然と深く関わりながら暮らしてきました。田んぼは食べ物を育てるだけでなく、雨水を一時的にためる役割も持ち、ゆっくりと川へ水を流すことで、水害を防ぎながら豊かな自然環境を支えてきました。
こうした環境の中で、鳥や昆虫、魚、植物など多くの生きものが育まれ、それぞれが四季や地域の自然に合わせて生きてきました。
しかし近年、都市開発が進み、田んぼや緑地が減少しています。雨水はすぐに川や海へ流されるようになり、川の護岸も全国で同じような形に整備されることが増えました。その結果、生きものたちの暮らしの場が失われ、地域ならではの自然環境も少しずつ姿を消しています。さらに、農薬や水質汚染、外来種の増加などにより、多くの生きものが減少し、絶滅の危機にある種も年々増えています。
造園は、完成した瞬間が最も価値の高い建築物とは違い、植物が成長することで年々魅力を増していきます。10年後、20年後、さらにその先へと、時間とともに豊かさが育まれていくのが、緑の空間の大きな特徴です。
公園や街路樹、公共施設、河川敷、個人の庭など、あらゆる緑地において、その土地本来の気候や自然に合った植物を選び、地域に根ざした緑化を進めていくことが大切です。
◆未来の森を育てる「植物データ」を無償配布中
次世代の動物たちが安心して暮らせる森を再生するために、約790種類の植物情報をまとめた「造園植物データ(Excel)」を無料で配布しています。データには以下のような29項目の特性を収録しています。
樹高・日当たり・水分条件・開花期・花の色・潮風・煙への強さ・屋上緑化への適性・防災・防潮への活用・防災や防潮への活用・生きものが集まりやすい環境づくりetc。

例えば「5月に白い花が咲く高木」と入力するだけで、条件に合う植物をすぐに検索できます。地域の自然に合った植物を選ぶことで、野鳥や昆虫が戻り、生態系のつながりが広がります。やがて地域全体が緑豊かな“ガーデンシティー”へと育っていきます。
図鑑と連携して「失敗しない植物選び」を実現
データ内の「P1」「P2」は、山と渓谷社『日本の樹木』(林 弥栄 編)の掲載ページです。
候補を絞り込んだら、該当ページを開くだけで写真と解説を確認できます。
データで候補を10種類以下に絞る
・図鑑で姿を確認する・迷わず決められる
専門家でなくても、正確で具体的な植物選びができるよう設計されています。
地域別の検索事例(抜粋)
1. 福島県:津波・火災に強い木
選ばれた木:サンゴジュ、シラカシ、タブノキ、モチノキ、ヤブツバキ
→ 常緑広葉樹で、塩害・煙に強く、防災に適した樹種。
2. 名古屋市:屋上緑化に適した木
選ばれた木:アオキ、サツキツツジ、シャリンバイ、トベラ など
→ 排気ガスに強く、背が低い低木が中心。
3. 大阪市:火事に強い街路樹
選ばれた木:ウバメガシ、クスノキ、タブノキ、マテバシイ など
→ 耐煙性が高く、都市環境でも育つ樹種。
・開花期・花色で検索できるメリット…季節に合わせた美しい景観を作れる
・見た目と機能(防災など)を両立できる
・候補を10種類以下に絞れて迷わない
クイック検索ガイド(図解イメージ)
【STEP 1】条件を選ぶ
地域/目的(防災・屋上緑化など)/花色/開花期【STEP 2】候補を10種類以下に絞る
オートフィルタで自動抽出。
【STEP 3】図鑑やネットで姿を確認
P1・P2のページをチェックして最終決定。
【STEP 3】図鑑やネットで姿を確認
P1・P2のページをチェックして最終決定。

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・お名前(フルネーム)
・法人名(個人の方は不要)
「植物データ希望」とご記入のうえ、
下記メールアド レスへ空メールをお送りください。
造園ソフト開発LIPSYSTEM
ランドスケープアーキテクト 野沢俊哉 (東京農大卒)
090-8090-1048
