函館アイヌ協会会長 加藤敬人氏にお会いする


函館アイヌ協会の会長である加藤敬人氏とお会いした。

エゾシカに関わったからには、アイヌ民族の方とお会いしたいとかねてより思っていた。

アイヌの方々は、古来より、エゾシカと深く関わりを持ち、肉は食料として、また、皮も骨も生活物資として、くらしの中に取り入れてきた北海道の大先輩である。是非一度、お話を伺ってみたい。その機会は意外に早くやってきた。2015年7月30日。 


この朝、NHK「おはよう北海道」番組内で「アイヌ民族の伝統でエゾシカ再活用」が放映されたのだ。そして2日後の8月1日。思いがけなく仲間と共にお会いできた。エゾシカの話、民族が虐げられてきた歴史。この方もまた、苦難の道を歩かれた。だが今、アイヌ民族であることの誇りをもって、民族の新しい歴史を切り開こうとしている。自然に対する深い造詣。敬虔な心。確かな知識と教養。行動に必要な熱気と勇気。それら全てのエネルギーを投じて、エゾシカを北海道ブランドとして育てようとされていた。


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