エゾシカの命の終わりを見つめる!


西興部解体処理施設の現場写真をHPに掲載した。西興部から帰札後、載せるか載せまいか迷った挙句の判断。心優しい方々は胸を痛めるかもしれないとの思いが決断を鈍らせた。

 

しかし、生物多様性という言葉で彩られる自然界は、ヒトを含めて生物たちの命のやり取りで成り立つ恐ろしい世界なのだ。その現実から目をそらしてはエゾシカ研究会を謳う資格はない。解体処理無くしてジビエを語ることもできないし、シカ革のバッグの良さも語れない。辛さをこらえ、動物の命の終わりをしっかりと見つめたい。だからこそ命を提供してくれたシカに感謝と祈りが生まれる。彼らの成仏を願いながら、無駄なく活用していくことが最大の供養となるのではなかろうか。