日本のシカはメジャーになりました。家庭裁判所の粋な計らい!


 

シカ問題は北海道に限らない。11月20日付の下野(しもつけ)新聞(栃木県)の記事によると、シカが人里に出没して交通事故を引き起こしたり、民家に侵入して暴れたりするケースが10月以降、相次いでいるという。

県内の推計生息数は、23600頭で増加傾向、生息域も拡大しているとか。新聞配達中の男性がシカと衝突し死亡。民家のガラス戸を突き破って室内に侵入、住人がシカと鉢合わせする事態もあった。人口減少、耕作放棄地の増加、里山がなくなり森が人里まで続いてしまい、人里との境界線が無くなった。本来は警戒心の強い野生鳥獣が我がもの顔に市街地に出没する。しかも、家まで訪問されては困ります。


 この地球上は人と野生生物との陣取り競争なのだと先日、旭山動物園の坂東元園長からお聞きしたばかりである。うかうかしてはいられない。人は減っていくが彼らはネズミ算のように増えていく。どうやって彼らと共生していくか。 


 ああのこうのと考えていた矢先、成年後見人をしている私のもとに家庭裁判所からお便りが届きました。オッと!私とシカ君たちとのお付き合いを知ってか知らずか…二ホンシカの切手が4枚も貼ってあります。82円切手を一枚貼れば済むものを…。

裁判所も粋な計らいをするものですね。兎に角、日本のシカ君たちは今やメジャーな存在になりました。