「鉛弾からオオワシを守る署名運動」第2の課題


「アチラ立てればコチラが立たず」とは、このことでしょうか。

年賀状に混じって一枚のハガキが届きました。私たちが取り組んでいるオオワシ署名活動の原点である釧路市の(株)猛禽類医学研究所からです。


2011年の福島原発事故。以後、国が再生可能エネルギーへの転換を模索するのは当然のこと。何よりも地球温暖化を食い止めなければなりません。そして、クリーンエネルギーをキーワードに各地で進む風力発電。昨年は、北方領土での日露共同経済活動における優先5項目の一つに風力発電が挙げられました。その結果、何が起きたのか。ハガキはそのことを伝えてきました。 

風力発電機のブレードに衝突して死亡するワシの数が増加しているのです。これは氷山の一角。ワシだけでなく、その他の生物にも影響の無い筈がありません。多様な生物がいるからこそ私たちの生活は成り立っていますが、一方で私たちが経済活性化や暮らしの利便性を追求すればするほど、野生生物たちは追い詰められていくことを知っておきたいと思います。国が地球環境に良かれと思って導入した風力発電でさえ、野生のワシには脅威そのものだったのです。



我々だけが自然の恵みを享受するのではなく、環境に影響の少ない導入方法の検討や技術の開発が必要だと書かれています。そして最後に「我々は野生生物の立場に沿っての活動に邁進する所存です」と結ばれておりました。野生生物たちの声を私たちは聴くことができません。だからこそ、野生生物たちの立場から地球を見渡し、その思いを発信してくれる猛禽類医学研究所のような機関は重要な存在です。

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